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鞄作家 永嶺康紀の造形

革×シルクスクリーンの鮮やかな色彩

OZIO永嶺康紀(ながみね やすのり)の代表的な作品のひとつで、シルクスクリーンで描かれる独特の図案と鮮やかな色彩が特徴です。シルクスクリーンは紙や布にデザインをプリントする際によく使われますが、OZIOでは独自の染料と製法で職人が一枚一枚革に刷りあげて制作しています。

 

生き生きとした動物たちの図柄

永嶺は主に動物や風景をモチーフに描きます。動物のシリーズはフラミンゴ・アザラシ・ペンギン・キリン・ナマケモノ・ハシビロコウなど、私たちとともにこの地球に棲むさまざまな動物がときに愛らしく、ときにユーモラスに生き生きと描かれ、見る者の想像をくすぐります。

動物たちを単なるモチーフとして記号的に捉えるのではなく、永嶺はそれぞれの動物の生存競争や種の保存など、彼らの世界やその生態に感動し、そこから着想を得てストーリーを広げます。そして動物たちと私たち人間の世界とを重ね、たとえば環境破壊への警鐘や、家族や人との繋がりの大切さを表す赤い糸など、想いのこもった独自の図案へと仕上げていきます。

 

日常の中にアートの彩りを

このような図柄を革に映し出し、バッグやお財布、カードケースとして日常に溶け込ませていけることがOZIO最大の魅力といえるかもしれません。毎日持ち歩くものに、日常を超えたストーリーを感じられるものを。それはあなたの一日一日もまた同じようにかけがえのないストーリーであることを思い出させてくれるはずです。

 

進化する永嶺康紀の表現

永嶺康紀の作品はOZIOの他にも、自身の名で発表する「Yasunori Nagamine」、イタリア語で沖を意味する「largo」などがあります。革に直接ペイントする一点物や、革を使ったコラージュ作品など、その表現は多岐にわたります。長年取り組むテーマも多く、日々のインスピレーションを革に落とし込みながら進化を続けています。

2022.10.31


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