OZIOの動物 – エゾシカ
北海道に生息するエゾシカ。
OZIOのエゾシカは、真っ直ぐにどこまでも伸びる白樺の森の中を小さなバッグと可愛らしい靴でちょっとおしゃれをして、ゆっくりと歩きます。
これは、OZIO本店がある函館市内から車で50分ほどのところにある、美しい湖と駒ヶ岳を望む自然豊かな大沼エリアをドライブしていた時に、作家・永嶺康紀が実際に見たエゾシカから生まれたモチーフです。足元にある小さな木の芽を気遣うようにそろりそろりと歩く姿が印象的で、この可愛らしい靴を履かせました。
また白樺は北海道でもよく見られる樹木ですが、フィンランドでは自然のシンボルとして大切にされています。痩せた土地でもよく育ち、他の樹木の生育に貢献することから「マザーツリー」と呼ばれているそうです。
そんな白樺の樹がシンプルなストライプ模様に見えるように描きました。あえて枝や葉や根元の描写をしないことで、森のスケールを限定せず、どこまでもこの森が続いてほしいという想いを込めています。
真っ直ぐに伸びる白樺の中で際立つエゾシカの存在感。
はっきりとしたコントラストが森で偶然出会った瞬間の驚きと感動を表しています。
いつまでも森が循環し、動物と共存し続けて欲しい、そんな願いを込めたデザインです。